車を売った後どうなる? 中古車の流通の流れをわかりやすく解説

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車を買取店に売ったあと、その車がどのような経路をたどって次のオーナーのもとに届けられるのか気になったことはありませんか?
中古車なので整備して国内で販売するのかなと思いがちですが、実は車は売却後に様々なルートを経て、活躍し続けています。

中古車の流通経路は、車の状態や年式、人気度、さらには需要によって多様に変化します。
本記事では、車が買取店を出てからどのように流通していくのか、その一連の流れを詳しく解説します。


1. 買取店での査定と契約

車を売る際、まずは買取店(ディーラーや買取専門店)で査定が行われます。
査定士は走行距離、年式、修復歴、装備の状態、人気度などを総合的に確認し、オークション相場を元に市場価値を算出します。
その査定結果に基づき買取価格が提示され、売主と契約が成立すると車は買取業者のもとへ。

この査定の段階で、その車がどのような流通ルートに進むかが大まかに決まることが多いです。


2. こんな車はどのルートに流れる?

車の状態や特徴によって流通ルートは異なります。代表的なパターンは以下の通りです。

  • 高年式で低走行の車(例:5年以内、走行3万キロ以下、軽微な修復歴)
    状態が良く人気も高いため、主に国内の中古車販売店で販売されます。

  • 年式は新しいが走行距離が多い車(例:5年以内でも10万キロ以上)
    車種にもよりますが、一般乗用車ですと10万キロ以上走っていると国内市場では買い手がつきにくいため、海外輸出のルートに回ることが多いです。

  • 年式が古く走行距離も多い車(例:10年以上、10万キロ超)
    国内での需要が少ないため、海外輸出向けに流通するか、解体・リサイクルに回されます。

  • 事故現状車、修理費が高額な車
    大きめの事故で、車のフレームが大きく歪んだりしていると修理しても足回りが悪く走行に支障をきたしたりすることと修理代を天秤にかけ割に合わないと判断した場合には、解体業者へ送られ、パーツの再利用や資源リサイクルにまわされます。

  • 法人リース車両やレンタカーの使用車
    一定期間の使用後に中古市場に流れ、国内販売店やレンタカー業者に販売されることが多いです。

このように査定時の評価をもとにある程度、流通ルートがわかります。


3. 業者専用中古車オークションでの流通

車によって、査定時に流通ルートがある程度決まると言いましたがこれらは買取店が決められるというわけではありません。
買取だけではなく、販売も行っている車屋さんなら自社でそのまま整備して販売も行う選択肢もありますが、多くの車は一般の方が入れない業者専用中古車オークションに出品されます。

ここでは全国の中古車販売店や輸出業者が参加し、車の売買が行われます。
このオークションにより車は適正な価格で流通し、効率的に次のオーナーのもとへ届けられます。

オークションで落札された車は主に、

  • 国内の中古車販売店に渡る

  • 海外へ輸出される

のどちらかの流通ルートに進みます。


4. 国内市場で流通する場合(整備と販売)

国内の販売店に渡った車は、中古車オークションで競り落とした後そのまま店頭に並べるのではなく、並べる前にしっかりと整備・クリーニングされます。

  • 安全点検や故障箇所の修理

  • オイル交換やタイヤ交換などの消耗品の交換

  • ボディの磨きや内装の清掃

これらを経て、購入者が安心して乗れる状態に仕上げられます。
そこに、販売店の方でお客様が安心して乗れるように保険を付与したり、高額車両であれば購入しやすいように提携会社のローンを紹介して買いやすくしています。


5. 海外へ輸出される場合

日本国内では、走行距離が10万キロを超えると「走りきった」と考えられ、購入者の需要は低下します。
そのため、こうした車は国内での販売が難しくなることが多いです。

しかし実際には、10万キロ以上の車でも海外ではまだまだ現役として走ることができます。
メンテナンス環境や道路状況の違いから、日本で敬遠される走行距離の車でも需要が高いです。

こうした車はオークションを経て海外輸出されることが多く、輸出が多い国順にUAEやロシア、タンザニア、モンゴル、チリといった国々で輸出されています。
日本車の品質の高さは、海外でも人気があるということです。海外の人たちで最も知られている言葉が「ETCカードが挿入されていません。」というのも納得です。


6. 解体・リサイクルされる車

事故歴がある車や修理費用が高い車、年式や状態が著しく悪い車は解体業者に送られます。

解体業者では、

  • エンジンやミッションなど再利用可能なパーツの取り外しと販売

  • 鉄やアルミ、プラスチックなどの資源リサイクル

  • 廃車に伴う各種法的手続きの代行

が行われ、資源になるようにリサイクルを経て、素材として様々な業界のメーカーに販売されそこで別の製品に生まれ変わります。
車のリサイクルできる率は高く、環境保護や資源循環の観点からも重要な役割を果たしています。


まとめ:車の売却は新たな物語の始まり

車を買取店に売却した後、その車は以下のいずれかのルートをたどります。

流通ルート
  • 販売店の場合は、整備して自社で販売
  • 業者オークションを経て国内販売店へ
  • 業者オークションを経て海外輸出へ
  • 修理困難な場合は解体・リサイクルへ

つまり、「売ったら終わり」ではなく、車は売却後も新たな場所で役割を持ち続けます。
愛車の行き先が気になる場合は、買取店に問い合わせてみるとオークションの落札者はわかるので教えてもらえることもあります。

この流通の仕組みを知ると、自分が乗っていた車が世界へ旅立ったり、別の製品に生まれ変わったりするかもしれない――そう考えると、なんだかワクワクして、少しうれしい気持ちになりませんか?