車を売る際に査定を依頼する方法として、大きく分けて「一括査定」と「個別査定」の2種類があります。
どちらも愛車の適正な価値を知るためには有効な手段ですが、それぞれに特徴やメリット・デメリットが存在します。
本記事では、手間や交渉のしやすさ、買取金額といったポイントに焦点をあてながら、一括査定と個別査定の違いを注意点も含めてわかりやすく解説していきます。
Contents
一括査定とは?
一括査定とは、複数の買取業者に一度に査定依頼ができるサービスのことです。
インターネット上のサイトやアプリを使い、車の情報を入力すると、提携している買取業者がまとめて査定の連絡をしてくれます。
取り扱い件数が多い大手で言うと、「ナビクル」。他にも「ズバット 車買取」、「グーネット車買取」「セルトレ」。後は最近人気のある「MOTA」などがあります。
個別査定とは?
個別査定は、特定の買取店やディーラーに直接査定を依頼する方法です。
一社ずつ問い合わせたり、店舗に持ち込んで査定を受ける場合もこちらに当たります。
一括査定と個別査定の特徴
- 複数の買取業者から一斉に電話がかかってくるため、電話対応が多くストレスになりやすい
- 複数業者と同時に交渉できるため、競争原理が働きやすく査定額が高くなりやすい
- ただし、電話対応や急かされるプレッシャーが強く初めての業者が多いので不安を感じやすい
- 査定依頼した一社からのみ連絡が来るため、電話の負担が少なく対応しやすい
- 交渉相手が一社なのでじっくり話し合えるが、競争原理が弱いため査定額が低くなることもある
- 信頼関係を築きやすく、ゆっくり自分のペースで進めたい人に向いている
一括査定と個別査定のメリット・デメリット
査定方法によって、電話の対応負担や交渉のしやすさには大きな違いがあります。
それぞれの特徴を踏まえたうえで、具体的なメリット・デメリットを確認し、あなたにとって最適な方法を見つける参考にしてください。
◆ メリット
- 複数社の査定額を一度に比較できるので、最も高い価格を見つけやすい
- 競争が生まれるため、価格交渉に有利に働きやすい
- 自分で業者を探さなくても一度の申し込みで複数業者に査定依頼ができる手軽さがある
◆ デメリット
- 多数の電話が集中してかかってくるため毎回同じことを聞かれたりして対応が大変
- 営業電話や急かされることもあり、じっくり検討しづらい場合がある
- 高額査定の裏に不利な条件や減額交渉が潜む可能性が高くなる
◆ メリット
- 電話や交渉の負担が少なく、じっくりと信頼関係を築け融通が効く
- 自分のペースで査定を進められるため、精神的なストレスが少ない
- 馴染みの業者を見つければ安心して取引しやすい
◆ デメリット
- 信頼できる業者を見つけるのが大変
- 競争が起きにくいため、査定額が低く抑えられることがある
- 一括査定と同じ数の業者に見積りを頼むと、一括査定より手間になりがち
一括査定で高額査定が出た場合の注意点
一括査定では、たまに相場よりも明らかに高い査定金額が提示されることがあります。
一見すると「ラッキー!」と思うかもしれませんが、ここには注意が必要です。
基本的に、買取業者はオークションの落札相場を参考にし、そこから経費や利益を差し引いた金額を査定額として提示しています。
したがって、相場を大きく超えた高額査定は、以下のようなケースが考えられます。
- その車を欲しがっているお客様を既に抱えており、販売の利幅で調整しようとしている場合
→ この場合は問題なく売却しても大丈夫です。 - 査定員が営業成績を上げるために無理に高い金額を出している場合
→ 高額査定を出して一旦他の業者を断らせた後、買取金額の減額交渉をしてくることがあります。
→ 「その場で決めてくれたらプラスします」といった営業トークにも注意が必要です。
相場よりも高い金額を提示している業者は、どこかしらで必ず無理をしています。
そのため、その場で現金買取や振込を行わず、車と必要書類を渡した後に振込があるケースが多いです。
もしその後、業者が経営難に陥ったり潰れてしまった場合、売却代金が支払われず、さらに車も戻ってこないというリスクも少なからず存在します。
車の売却は大きな節目です。
こうしたリスクも踏まえ、必ず納得のいく形で安心して売却できる業者を選ぶことが大切です。
個別査定の落とし穴と対策
個別査定は一括査定とは違い、毎回別の業者と交渉する必要があるわけではなく信頼関係も築きやすい反面、
ずっと1社だけに任せていると、どうしても査定額が安く抑えられてしまう可能性があります。
そのため、実際には以下のような方法を推奨します。
「馴染みの信頼できる業者を2社程度見つけて、両方に見積もりを依頼している」
と買取業者に伝えることで、適切な価格交渉がしやすくなり、安く買い叩かれるリスクを減らせます。
この方法なら、電話や連絡の負担は一括査定に比べて軽減されるので、
精神的なストレスを減らしながらも、買取業者へ緊張感を与えることができるので価格面の交渉力を保つことができます。
まとめ
本記事でも解説したように一括査定と個別査定には、それぞれメリット・デメリットがあります。
どちらが良いかは、状況や性格、希望によって変わりますが、おすすめは「個別査定」です。
ただし、必ずいい業者かついい担当者を探してください。
もし、まだ見つけられていない場合には一括査定で良い業者と担当者を見つけるといったようにしたほうがいいと思います。
そうすれば一括査定のストレスもなく、「わざわざ自分を指名してくれたという嬉しさ」で一括査定への広告費用が発生していない分を金額に反映してくれて、一括査定よりも高い提示をしてくれる可能性が高まります。
焦らず、自分に合った方法で納得いく条件で愛車の売却を進めましょう。
あなたの大切な車が、納得のいく形で次のオーナーに渡ることを願っています。

